第63回 開催テーマ

認知症と高次脳機能  
  高次脳機能研究の対象は,Brocaの報告を初めとして古くから局所脳損傷の症例でした。特定の局所病変と症状,徴候の対応した症例を集積することにより,多くの病巣部位と神経心理学的な症状・徴候の関係が明らかにされてきたのです。ところで,最近,各所で言及されているように神経変性疾患,特に認知症疾患と神経心理学的な症状,徴候が注目されてきています。一つには病巣部位と神経心理学的な症状・徴候の関係の知識が基礎になり,大脳機能障害の広がりから認知症の症状・徴候を考察しやすくなってきたことがあります。また,他にMRIや脳血流SPECTなどの脳画像の評価が臨床場面で比較的簡便にできるようになってきたこともあるでしょう。今回の研究会では「認知症と高次脳機能」を主題にしてみたいと思います。「認知症に伴う神経心理学的な症状,徴候」,あるいは「認知症を合併した他の病因による神経心理学的な症状,徴候の検討」など認知症をとりまく高次脳機能の問題を議論できる症例を募集したいと思います。
  今回は症例検討加えて,日本神経心理学会の前々理事長の河村満先生の特別講演を予定しています。ご高名な先生ですが,ご講演では毎回興味深い内容を独特に語り口でお話しされ,私自身大変楽しみにしています。皆様ふるってご参集ください。

※症例呈示,その他に関するお問い合わせやご連絡は下記にお願い致します。

近畿高次神経機能研究会事務局
田中 裕
Tel&FAX:0745-45-1916


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2019年10月16日 | カテゴリー : アーカイブ | 投稿者 : kinkikouji